(独)産業技術総合研究所は6月30日、(株)産業革新機構とオープンイノベーション(開かれた技術革新)推進に向け相互に協力しあう協定を締結したと発表した。
　産業革新機構は、「産業活力の再生及び産業活動の革新に関する特別措置法(産業再生法)」に基づいて2009年7月に設立された官民出資の投資ファンド。
　今回の相互協力協定は、産総研が保有する技術成果・技術シーズと、産業革新機構の持つファイナンス機能、事業化機能を融合して新たな技術革新を進めようと締結したもの。
　オープンイノベーションは、企業や研究所といった組織の枠を越えて行う技術革新のこと。産業革新機構は、大学や研究機関の知的財産を集約し・組み合わせてライセンスする「知財ファンド」の設立を検討しており、産総研の技術成果・技術シーズをそれに活かしていくことを考えている。

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