(独)物質・材料研究機構は3月18日、同研究所の生体材料センター(茨城・つくば市)と韓国の全南大学病院心臓研究センターが、新規医療材料の開発で共同研究を行うことになり、このほど覚書に調印したと発表した。
全南大学病院は、冠動脈形成で優れた技術を持ち、年間1,000件を超える手術を行っており、新たにがんセンターや画像診断センターなどの建設を進めている。
一方、物材機構の生体材料センターは、ナノテクノロジーを活用して各種の疾患の治療や診断に役立つナノバイオ材料やデバイスの開発に取り組んでいる。
今回の覚書調印により両者は、ドラッグデリバリーシステム(薬物輸送システム)や遺伝子治療などに使う次世代材料の共同研究を行う。
No.2010-11
2010年3月15日~2010年3月21日