「H-ⅡA」ロケット20号機、情報収集衛星の打ち上げに成功
:宇宙航空研究機構/三菱重工業

 (独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業(株)は12月12日、種子島宇宙センター(鹿児島・種子島)から情報収集衛星「レーダー3号機」を搭載した「H-ⅡA」ロケット20号機の打ち上げに成功したと発表した。
 H-ⅡAロケットの打ち上げは、2001年の初号機打ち上げ以来今回で20回目。2003年の6号機打ち上げに1度だけ失敗したが、以降成功を重ね、成功率は信頼性の目安とされる95%を達成、欧米の主要ロケットの成功率と肩を並べた。
 情報収集衛星は、北朝鮮などの軍事施設の監視を主な任務とする衛星。2003年から打ち上げを開始し、今回の打ち上げは7回目。夜間や曇天でも監視できるレーダー衛星と、光学カメラで撮影する光学衛星の2タイプがあり、2基1組計4基での運用を目指している。
 これまでに打ち上げた2基のレーダー衛星は、相次いで故障したため、政府は来年度に4号機打ち上げを計画している。

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上昇する「H-ⅡA」ロケット20号機(写真提供:三菱重工業)