(独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11月17日、東日本大震災で開催を延期していた「第30回宇宙ステーション利用計画ワークショップ」を12月16日に開催することを決めたと発表した。
開催場所は、東京・六本木(港区)の日本学術会議講堂。時間は、午後1時から。
国際宇宙ステーション(ISS)は、米国をはじめ日本、カナダ、欧州11カ国、ロシアが参加する高度約400kmの宇宙空間に浮かぶ一大研究施設。日本は、アジアからの唯一の参加国で、微小重力や宇宙放射線などISSならではの環境を利用しての材料や生命科学などの実験、宇宙飛行士の健康リスク軽減を目指す医学実験、新薬開発に向けたタンパク質結晶生成実験などに取り組んできた。
今回のワークショップでは、JAXAがISSに設置した日本の実験棟「きぼう」を使っての最新の利用成果のほか、今後の「きぼう」利用の方向性などについて報告する。
また、米国科学アカデミーのメンバーによる「米国におけるISSの10年利用シナリオ」や、ISS参加各国の専門家によるISS利用計画なども発表される。
参加定員は、約300人。参加は、無料(要事前申し込み)。使用言語は、日本語と英語で、同時通訳付き。参加の申し込みは、http://www.prime-pco.com/iss-ws30/index.htmlから。
問い合わせは、(株)プライムインターナショナル(TEL03-6277-0117)へ。
No.2011-46
2011年11月14日~2011年11月20日