国土交通省国土技術政策総合研究所は10月12日、平成24年度に取り組む重点研究を発表した。それによると、新たに取り組む7つの研究課題を含め4つの分野の22の研究課題を重点研究課題として予算要求していくとしている。
　4つの分野とそれぞれの重点研究課題数は、「安全・安心」分野が7課題、「環境」分野が6課題、「都市活動の円滑化・国際競争力の強化」分野が5課題、「質の高い住宅供給」分野が4課題。
　重点研究の予算要求額は、対今年度比1.03倍の2億6千5百万円。
　来年度から新たに予算要求する7つの研究課題は、次の通り。
　「安全・安心」分野：▽超過外力と複合的自然災害に対する危機管理に関する研究、▽外装材の耐震安全性の評価手法・基準に関する研究、▽沿岸都市の防災構造化支援技術に関する研究、▽空港の津波対策の評価方法等に関する研究
　「環境」分野：▽沿岸域における港湾・水産・環境協調型統合的管理方策の研究
　「都市活動の円滑化・国際競争力の強化」分野：▽ICT(情報通信技術)を活用した人の移動情報の基盤整備及び交通計画への適用に関する研究
　「質の高い住宅供給」分野：▽建物火災時における避難安全性能の算定法と目標水準に関する研究

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