高エネ研、細山・赤井両教授に「折戸周治賞」

 高エネルギー加速器研究機構は6月9日、同研究機構の細山謙二教授と赤井和憲教授が「第2回折戸周治賞」を受賞したと発表した。
 同賞は、「平成基礎科学財団」(理事長・小柴昌俊東京大学特別栄誉教授)が素粒子物理学に大きく貢献した故・折戸周治東大教授の業績を記念して設けた賞で、衝突型加速器による素粒子研究や、そのための加速器の研究で優れた成果をあげた研究者に贈られる。
 両教授は、「クラブ衝突」と呼ばれる2つのビームをカニ(クラブ)の横ばいのような状態にして衝突させる実験に世界で初めて成功、国際協力で現在設計開発が進められている次世代加速器「国際リニアコライダー(ILC)」などへの応用の道を開いた。

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