大震災で被災した地域の「斜め写真」、更に306枚を追加公開
:国土地理院

 東日本大震災で被災した地域を撮影した「斜め写真」(本つくばサイエンスニュースNo.2011-20号で既報)をインターネット上で公開している国土交通省国土地理院は5月27日、新たに相馬市(福島)、気仙沼市(宮城)、陸前高田市(岩手)などの被災地の斜め写真306枚を追加公開したと発表した。
 斜め写真は、俯瞰(ふかん)写真、鳥瞰(ちょうかん)写真ともいい、飛行機からカメラを斜め前方に向けて撮影した航空写真。
 同院は、津波による被災状況、建物の損壊状況などを記録・公開して復旧・復興活動に役立ててもらおうと測量用航空機「くにかぜⅢ」号を使い700m程度の上空からの斜め写真撮影を5月18日から開始し、同20日から133枚を公開しているが、既にアクセス数が1万件を超えている。
 今回の306枚は、それに続くもの。同院は、津波により被災した六ヶ所村(青森)から相馬市までの沿岸域について今後も引き続いて斜め写真の撮影を行い、順次公開していくとしている。
 斜め写真のウェブサイトは、http://www.gsi.go.jp/BOUSAI/h23_tohoku.html

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