(独)物質・材料研究機構は5月23日、同機構電子機能材料グループの樋口昌芳グループリーダーが「ドイツ・イノベーション・アワード・ゴットフリード・ワグネル賞2010」を受賞したと発表した。
同賞は、明治初期に日本の工学教育に貢献したドイツ人科学者、ゴットフリード・ワグネル博士の功績を記念してドイツ企業12社と在日ドイツ商工会議所によって、日独間の産学連携の構築と拡大を願い設けられたもので、環境・エネルギー、健康・医療、安全・安心の3分野の45歳以下の若手研究者に贈られている。
樋口氏の研究成果「新しいエレクトロクロミック材料の開発と表示デバイスへの応用」が評価された。同氏には、副賞としてドイツ学術交流会からドイツの大学、研究機関で最長2カ月間研究ができる助成金が贈られる。
No.2011-21
2011年5月23日~2011年5月29日