「全国地震動予測地図」をウェブ上で閲覧するための新システムを開発:防災科学技術研究所

 (独)防災科学技術研究所は7月21日、国の地震調査委員会作成の「全国地震動予測地図」をウェブ上で閲覧するための新システムを開発、運用を開始したと発表した。
 全国地震動予測地図は、今後発生が予想される地震の揺れの大きさ(地震動)とその確率を示した地図。 
 同研究所は、その地図をウェブで閲覧できるようにしたシステム「地震ハザードステーション」の運用を平成17年から開始している。新システムは、その“バージョンアップ版“で、大幅な機能アップを実現した。
 新システムのURLは、http://www.j-shis.bosai.go.jp/ 。約250mメッシュで計算された地震動予測地図・地盤情報などを、背景地図と重ね合わせて表示する機能に加え、住所や郵便番号などによる検索機能により、調べたい場所での地震ハザード情報を簡単に閲覧することができる。
 また、より専門的なデータの活用を可能にするため、地震動予測地図のデータや計算に用いた断層モデル、地盤モデルなどをダウンロードすることも可能になった。
 地震ハザードステーションにアクセスすると、今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率を示した日本全域の確率論的地震動予測地図が先ず現れ、部分を拡大すれば約250mメッシュで示された地図の詳細が各地域ごとに表示され、各メッシュの地震ハザード情報を、メッシュをクリックすることにより閲覧できる。

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