(独)物質・材料研究機構は6月4日、(独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)と連携して3種類の「宇宙関連材料強度データシート」を発行したと発表した。
ロケットに使われている実使用材料の強度特性データ整備活動の一環として発行したもので、「宇宙関連材料強度データシートNo.12」、「同No.13」、「宇宙関連材料の破面写真集No.F-3」の3種類。共にJAXAの大型ロケット「H-IIA」のエンジンに使われている材料で、引き続き残っているロケットエンジンの主要材料であるニッケル基超合金、チタン合金のデータシート発行を行う予定という。
「宇宙関連材料強度データシートNo.12」はアルミニウム合金(A356-T6)の鋳造材、「同No.13」は銅・クロム・ジルコニウム合金の鍛造材の各データシート。また、「宇宙関連材料の破面写真集No.F-3」は、アロイ718というニッケル基合金の鍛造材の破面写真で、国内の希望者に限定して配布する。
No.2009-22
2009年6月1日~2009年6月7日