(独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12月4日、超高速インターネット衛星(WINDS)「きずな」を使ったE-メールの伝送実験を一般からの参加を募って12月24日に行うことになったと発表した。
「宇宙から、メリークリスマス」と銘打ったこの粋な実験は、参加者の打ったメールを高度36,000kmの静止軌道を回っている「きずな」経由で送信先に伝送するというもので、同衛星の基本実験の一環として実施する。
参加者からのメールは、JAXAのサーバーに一旦保存され、それを12月24日にJAXA筑波宇宙センター(茨城・つくば市)の地球局から「きずな」に向けて一斉送信し、「きずな」から帰ってきた電波をJAXAの別の地球局で受信、各携帯電話会社や各プロバイダーのネットワークを介して相手先の携帯電話、パソコンに届けるという仕組み。相手先には、クリスマスにちなんだ洒落た画像の付いたメールにして届けられる。
参加者の募集期間は、12月22日の午後5時まで。参加の申し込みは、
https://ssl.tksc.jaxa.jp/winds-e8/winds/christmasmail/
から。問い合わせは、JAXA広報部(TEL 03-6266-6413~7)へ。
No.2008-47
2008年12月1日~2008年12月7日