(独)産業技術総合研究所は11月5日、東京大学先端科学技術研究センターと連携・協力に関する協定を締結したと発表した。
企業などの幅広いニーズに応えるための革新的な研究シーズを共同で発掘し、基礎から応用までの共同研究が行えるようにするため締結したもので、「トライセクター連携」と呼ばれる企業などを含む3者連携による研究開発の推進を図るとしている。
同研究所と東大は、2004年に包括的な協力協定を結んだが、企業を巻き込んだトライセクター連携を推進する具体的な方法については触れていなかった。今回の協定では、同研究所と東大先端研の知や人材を結集し、資金提供を行う企業と共に、基礎研究から製品化研究までの「フル・リサーチ(本格研究)」を実施することをうたっている。
No.2008-43
2008年11月3日~2008年11月9日