(独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は4月2日、国際宇宙ステーション(ISS)日本実験棟「きぼう」をISSに運んで組立てる第1便として「きぼう」船内保管室などを載せ、土井隆雄宇宙飛行士ら7人が搭乗、3月11日(日本時間、以下同じ)から同27日まで16日間宇宙飛行した米国のスペース・シャトル「エンデバー号」の結果を同日開催の宇宙開発委員会に報告した。
その報告によると、「きぼう」船内保管室の輸送とISS第2結合部への設置、起動などのミッションは全て成功裏に完了。エンデバー号は、打ち上げから地上帰還までを通じて安全に運航された。
この間、土井宇宙飛行士は、シャトルロボットアームによる「きぼう」船内保管室の取り付け・起動・入室点検、次の便での船内実験室組立てに向けた準備作業、シャトル検査時のシャトルロボットアーム操作などに従事すると共に、首相官邸の福田総理らとの交信(3月20日)と軌道上共同記者会見(3月24日)に参加した。
No.2008-13
2008年3月31日~2008年4月6日