(独)宇宙航空研究開発機構は9月11日、陸域観測技術衛星「だいち」の防災利用拡大を図るため、風水害に関する防災利用実証実験を岐阜県、(財)岐阜県建築研究センターと共同で行うことになったと発表した。
この実証実験は、「だいち」に搭載されている合成開口レーダー「パルサー」を使って悪天候の時や夜間でも水害の浸水域を抽出できるようにして防災機関などの初動を早めるのが目標。
岐阜県と同県建築研究センターでは、「GIS(地理情報システム)」を活用した情報基盤整備が進んでいることから、今回の協力が災害に関する情報技術の向上にもつながるものと同県は期待している。
No.2007-36
2007年9月10日~2007年9月16日