遺伝子組み換えイネの田植えを公開:農業生物資源研究所

 (独)農業生物資源研究所は6月28日、つくば市(茨城)の(独)農業・食品産業技術総合研究機構作物研究所にある高機能隔離ほ場で遺伝子組み換えイネの田植えを行い、報道陣や見学希望者に公開した。
 同研究所は、スギ花粉症の症状を和らげる「スギ花粉症緩和米」の栽培実験を進めている。そのスギ花粉症緩和米がとれる「スギ花粉ペプチド含有イネ」の田植えを行ったもので、植えた面積は20アール(1アールは100m²)。秋には安全性や花粉アレルギーの緩和効果を確認するための実験米が1t前後収穫できる見通し。
 作物研究所の高機能隔離ほ場は、最も近い一般の水田から約750m離れ、一般のイネとは開花期が一致しないことから、この遺伝子組み換えイネと一般のイネとが交雑する可能性はないと農業生物資源研究所では言っている。

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