超高速インターネット衛星「WINDS」を公開:宇宙航空研究開発機構

 (独)宇宙航空研究開発機構は6月27日、同機構の筑波宇宙センター(茨城・つくば市)で、来年打ち上げる予定の超高速インターネット衛星「WINDS(ウィンズ)」を報道陣に公開した。
 「WINDS」は、国のIT(情報技術)戦略本部が進める「e-Japan重点計画」の“目玉”プロジェクトの一つとして同機構と(独)情報通信研究機構が共同で開発した世界最速のインターネット衛星。大きさは、幅3m、奥行き2m、高さ8mで、打ち上げ時の重さは約4.8t。
 来年1月頃、H-IIAロケットで同機構の種子島宇宙センター(鹿児島)から高度約3万6000kmの静止軌道に打ち上げる。日本を含む地球の約3分の1の範囲をカバーすることができ、一般家庭でも直径45cm程度の小型アンテナを設置すれば毎秒155メガ(メガは100万)ビットの受信と同6メガビットの送信が行えるようになる。

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公開された超高速インターネット衛星「WINDS」(提供:宇宙航空研究開発機構)