経済産業省、(独)産業技術総合研究所など4機関は3月15日、産総研が開発した検索システムを使っての同省の「技術戦略マップ2006」の検索サービスを公開した。
「技術戦略マップ2006」は、情報通信、ライフサイエンス、環境・エネルギー、製造業の24分野の技術情報を体系的、戦略的にまとめたもので、産学官の「研究開発の共有シナリオ」と位置付けられている。しかし、膨大な情報が掲載されているため、必要な情報に容易にたどりつけない問題があった。
産総研の開発した検索システムは、この問題を解決しインタラクティブ(対話的)な操作で欲しい情報を効果的に絞り込むことができ、図表部分の検索も行える。
公開した検索サービスを利用すれば同省が掲げる技術戦略へのアクセスが容易になることから、同省では「企業や大学、研究機関がイノベーション(技術革新)を推進するための有用なツールになる」と見ている。
No.2007-11
2007年3月12日~2007年3月18日