高エネルギー加速器研究機構は3月12日、同機構の前機構長・戸塚洋二氏(東京大学特別栄誉教授)が米国フランクリン協会の「2007年ベンジャミン・フランクリン・メダル」受賞者に選ばれたと発表した。 同賞は、米国の独立に貢献した政治家で、物理学者、気象学者だったベンジャミン・フランクリンを記念した世界的な賞で、アインシュタインをはじめ多くのノーベル賞学者が受けており、日本人では江崎玲於奈氏、小柴昌俊氏らが受賞している。 戸塚氏は、東京大学教授、同大学宇宙線研究所長を経て2003~2006年まで同機構の機構長を務めた。 岐阜県にある観測施設「スーパーカミオカンデ」を使って素粒子のニュートリノに質量があることを発見したことが評価された。 戸塚氏は、小柴氏の愛弟子で、ノーベル賞の候補といわれている。 授賞式は、米国フィラデルフィア市のフランクリン科学博物館で4月26日(現地時間)に行われる。
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