(独)防災科学技術研究所は6月21日、大地震から病院を守る手助けになる地震対策のハンドブックを作成したと発表した。
同研究所は、三木市(兵庫)にある同研究所のE-ディフェンス(実大三次元震動破壊実験施設)を使い大地震ではどのような被害が生じ、どのような対策が有効かの研究に取り組んでいる。その一環として「E-ディフェンスを用いた地震災害時における医療施設の機能保持評価のための震動台実験」を平成20年度と22年度に行っており、得られた実験結果を中心に地震時の被害を回避するためには今何をしておくべきかをハンドブックにまとめた。
タイトルは「病院スタッフのための地震対策ハンドブック―あなたの病院機能を守るための身近な対策」。
同研究所は、このハンドブックを主要医療施設に配布するほか、希望者に無料配布する計画。
Web(http://www.bosai.go.jp/hyogo/syuto-pj/outcome1.html)でも公開している。
No.2012-25
2012年6月18日~2012年6月24日