東北地方太平洋沖地震で生じた各地の地盤沈下量を発表
:国土地理院

 国土交通省国土地理院は4月14日、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)に伴い、岩手、宮城、福島の3県で調査した28地点全部で地盤が沈下したことを確認したと発表した。
 国土地理院は、3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴い、GPS(全地球測位システム)の連続観測システムの電子基準点(GPSシステム観測点)の解析結果から宮城県牡鹿の電子基準点で約1.2mの地盤沈下を確認していた。
 同院は、さらに東北地方太平洋沿岸地域の詳細な地盤沈下状況を把握するため、4月5日から10日まで、太平洋沿岸に設置されている28の水準点(高さ測量の基準点)や三角点(位置測量の基準点)のGPSによる観測を行い、標高の変動を調査した。
 今回のGPSにより求めた標高を、地震前の水準点・三角点の標高と比較した結果、陸前高田市で最大の84cmの地盤沈下を観測したのをはじめ各地で顕著な地盤沈下が確認されたと発表した。
 主な地域の地盤沈下量は、次のとおり。
 岩手県では、宮古市で50cm、山田町で53cm、大槌町で35cm、釜石市で66cm、大船渡市で73cm、陸前高田市で84cm。宮城県では、気仙沼市で74cm、南三陸町で69cm、石巻市で78cm、東松島市で43cm、岩沼市で47cm、亘理町で20cm。また、福島県では、相馬市で29cmとなっている。
 各観測点における 地盤沈下調査結果の一覧表は、国土地理院のウエブサイトで公開しており、観測点の位置と変動量を分かりやすく把握できる。

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