物・材機構の原田さんが2009年の「ナイスステップな研究者」に

 (独)物質・材料研究機構は12月25日、同機構超耐熱材料センター(茨城・つくば市)の原田広史センター長が、文部科学省科学技術政策研究所の「ナイスステップな研究者」に選ばれたと発表した。
 科学技術政策研究所は、2005年から毎年、科学技術分野で顕著な業績をあげた研究者の中から特に科学技術政策上注目すべき人を「ナイスステップな研究者」に選定している。2009年は、約2000人の専門家の意見を参考に原田センター長ら12人が選ばれた。
 原田さんは、58歳。1100ºCの超高温で使える第5世代ニッケル基単結晶超合金の開発に世界で初めて成功し、その実用化に取り組んでいることが評価され選ばれた。
 同超合金には、英国の世界的ジェットエンジンメーカーのロールス・ロイス社も注目、現在同社との共同研究が原田さん指揮のもとに進行中で、同超合金使用のジェットエンジンが2~3年内に新型旅客機に搭載される見通しにある。

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