(独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12月21日、地球を周回飛行中の国際宇宙ステーション(ISS)で日本人としては初の長期滞在(約5カ月)する予定の野口聡一さん(44)ら日米ロ3人の宇宙飛行士を乗せたロシア宇宙庁のソユーズ宇宙船が同日午前6時52分(日本時間)、バイコヌール宇宙基地(カザフスタン共和国)からロシアのソユーズロケットで打ち上げられたと発表した。宇宙船は、約9分後、ほぼ計画どおりの地球周回軌道に乗り、打ち上げは成功した。
野口さんは、2005年の最初の宇宙飛行では米国のスペースシャトルに乗ったが、二度目の今回は、初めてロシアのソユーズ宇宙船に乗った。日本人がソユーズ宇宙船に乗って宇宙飛行したのは1990年の秋山豊寛さん(当時TBS記者)以来二人目。米国のスペースシャトルは近く退役するので、今後のISSの交代要員輸送の主役はソユーズ宇宙船が引き受けることになる。野口さんは今回、日本人としては初めてのソユーズ宇宙船操縦資格を持つ宇宙飛行士として搭乗した。
No.2009-51
2009年12月21日~2009年12月27日