(独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業(株)は12月21日、新型「H-ⅡB」ロケットの2号機一段目に使われるLE-7Aエンジンの2回目のエンジン領収燃焼試験を三菱重工業の田代試験所(秋田県)で同日行い、計画通り50秒間にわたって正常に燃焼させることに成功したと発表した。これで12月15日の1回目に続き2回連続して計画通りの燃焼を達成したことになる。
H-ⅡBロケットは、現用のH-ⅡAロケットの後を継ぐ大型二段式ロケット。試験機にあたる1号機は、すでに2009年9月11日にJAXAの種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げられ、搭載した「HTV(宇宙ステーション補給機)技術実証機」を地球周回軌道に乗せることに成功している。
それに続くH-ⅡBロケット2号機は、「HTV運用1号機」を搭載して国際宇宙ステーション(ISS)に向け2010年度に打ち上げられる予定。
No.2009-51
2009年12月21日~2009年12月27日