飼料用イネに関する新技術紹介するDVDを作成
:農業・食品産業技術総合研究機構

 (独)農業・食品産業技術総合研究機構は7月14日、飼料用イネの生産から牛への給与(供給)までの新技術を紹介するDVDを作成、希望者に貸し出し(無料)を行うと発表した。
 関東地域は、北海度に次ぐ酪農地帯だが、飼料作物の作付け面積は全国平均の約3分の1と少ない。このため、関東地域では、水田の高度利用と自給飼料増産の観点から飼料用イネの生産と利用が活発化している。しかし、従来の米作用の栽培体系がそのまま転用されているケースが多く、生産コスト低減技術が十分導入されていないといわれる。
 今回貸し出すDVDは、これまでに同機構が開発した飼料用イネの栽培技術・飼料調製技術、放牧技術、ブランド化戦略などをまとめたもの。DVDのタイトルは、「水田の贈り物 ライスビーフ・ライスミルク」。[1]省力・低コストの飼料用イネ栽培技術、[2]飼料用イネを細断して収穫する自走式収穫機、[3]飼料用イネとビール粕などを組み合わせた混合飼料を乳牛に与える技術、[4]飼料用イネを栽培した水田で牛を放牧する技術、[5]飼料用イネで育てた牛肉と牛乳のブランド化、などを取り上げている。

詳しくはこちら