国土交通省国土技術政策総合研究所は6月27日、優れた環境性能を持つ日本の建築物を海外に紹介する英文のウェブサイトをオープンしたと発表した。
日本では、省エネルギー、省CO2(二酸化炭素)対策などの面で先進的な対応を施した建築物が多くつくられるようになってきている。今回のウェブサイトは、こうした日本の優れた環境性能を持つ建築物についての情報がなかなか入手できないという海外の建築関係者などの声に応えようと武蔵工業大学・岩村和夫教授の指導を得て同研究所、(財)建築環境・省エネルギー機構などが作成したもので、今年1月の米国・中国・インドなどの環境大臣会合を契機にスタートした「クリーン開発と気候に関するアジア太平洋パートナーシップ(APP)」のプロジェクトの一つに位置づけられている。
紹介している事例は、「建築物総合環境性能評価システム(CASBEE)」による評価を行った住宅・建築物で、事例数は13件。今後さらに事例を追加していく予定にしている。ウェブサイトのアドレスは、http://www.ibec.or.jp/jsbd。
No.2008-25
2008年6月23日~2008年6月29日