(独)宇宙航空研究開発機構は4月21日、京都大学と「連携協力に関する基本協定書」に調印した。
同機構と京大は、これまでにも協力して天文衛星「すざく」の開発や太陽物理学の研究、地球周辺の宇宙プラズマ環境の研究など数多くの宇宙プロジェクトを進めてきた。これからも2013年に打ち上げが予定されている「ペピコロンボ」探査機による水星磁気圏探査ほか様々な共同研究計画が予定されている。
今回の協定は、互いの大学、独立行政法人としての使命・性格を踏まえ、基礎から応用まで宇宙に関する研究活動をより組織的、持続的に連携して行えるようにすることを目指している。調印式後の会見で、京大の尾池和夫総長は「京大の基礎を生かし、新しい分野を発展させたい」と期待を語った。
No.2008-16
2008年4月21日~2008年4月27日