四国地方初の「標高データ」を刊行:国土地理院

 国土交通省国土地理院は2月29日、高知市周辺の地形の凹凸を10cm単位、5m間隔で表示した四国地方では初めてとなる「標高データ」をCD-ROM(データを記録したコンパクトディスク)にして3月1日に刊行すると発表した。この標高データを入れたCD-ROMの名称は、「数値地図5mメッシュ(標高)高知」と言い、1枚7,500円(税込み)で全国の地図取り扱い書店で販売され、(財)日本地図センターでも通信販売を行う。
 標高データは、航空機からのレーザー測量で取得したデータから建物や橋、樹木などを取り除き、地表面の標高を10cm単位で表現したもので、洪水、高潮、津波などによる浸水被害のシミュレーションや都市災害の防止対策に役立つことから、これまでに埼玉県東南部地区、東京都区部地区、名古屋地区、京都地区、大阪地区、福岡地区について刊行されている。

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高知市周辺の地形の高低を表示した標高データ(提供:国土地理院)