月周回衛星「かぐや」9月13日打ち上げに決定
:三菱重工業/宇宙航空研究開発機構

 三菱重工業(株)と(独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は8月15日、月周回衛星「かぐや」を9月13日午前10時35分にJAXAの種子島宇宙センター(鹿児島)から「H-IIA」ロケット13号機で打ち上げると発表した。
 「かぐや」は、米国のアポロ計画以来最大規模の月探査機で、重さ2.9tの主衛星と2機の副衛星(重さは各53kg)で構成される”親子衛星”。当初は、8月16日に打ち上げる予定だったが、2機の副衛星で電子部品の取り付けミスが見つかり、その部品交換作業を進めていた。
 「かぐや」は、別名を「SELENE(セレーネ)」と呼び、主衛星が月を周回して月面探査を行い、その測定データを2機の副衛星の1つ(リレー衛星)で中継して地上局に送り、もう1つの副衛星で月の周りの重力場を測定することを目指している。
 天候などで13日に打ち上げることができない場合には、翌14日から9月21日までの間に打ち上げる。
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