(独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は8月3日、東北大学と連携協力協定を締結したと発表した。この協定により宇宙・航空科学分野の連携協力を一層拡大するとともに、生命科学、材料科学、情報通信分野などを含めた横断的な共同研究を推進していくとしている。
JAXAと東北大は、これまでにも小惑星「イトカワ」への着陸に成功した小惑星探査機「はやぶさ」の観測装置の開発や、「H-IIA」ロケットの設計・開発をはじめ宇宙科学、ロケット、航空機といった分野で数多くの共同研究を行っている。
今回の協定は、東北大の有する学術研究の総合力と、日本の宇宙航空分野の研究開発拠点であるJAXAの技術を相互に有効活用する組織的・継続的な連携関係を築くことを目指している。
連携協力の具体的な事業内容については、新たに設置する両者の連携事務局が窓口となって検討していくが、小型科学衛星の共同研究などが候補に挙がっている。
No.2007-30
2007年7月30日~2007年8月5日