国土交通省国土地理院は2月1日、安達太良山(あだたらやま=福島)の火山活動により形成された地形や浸食・堆積地形の分布状況を空中写真の判読などから調べた火山土地条件図「安達太良山」を刊行した。
安達太良山とその周辺の地形を防災関連施設などの情報と共に2万5千分の1の地図にしたもので、地形表現や安達太良火山の形成史などの解説も載せている。
火山土地条件図は、これまでに富士山など13の火山について作成・刊行済みだが、安達太良山は東北地方で磐梯山に次いで2番目になる。火山災害に備えた防災策の立案や火山に関する学術的な調査・研究の基礎資料として役立ててもらうことが目的。菊判(63.6cm×93.9cm)の大きさで、一部750円(税込み)。全国の書店、日本地図センターで購入できる。