(独)物質・材料研究機構は1月25日、ベルギーの世界的な独立研究機関「IMEC」(Interuniversity Micro Electronics Centerの略)とバイオデバイス、半導体材料の分野で研究協力協定を締結したと発表した。
同機構は、半導体材料とバイオテクノロジー(生物工学)を融合させた生体分子認識技術の研究を行っており、今までにトランジスタを用いた遺伝子解析技術を開発してきた経緯がある。
一方、IMECは、シリコンの要素デバイス(LSI(大規模集積回路)を構成するトランジスタ、ダイオードといった基本的な素子)から機能システムチップまでを製作する設備を持っており、シリコンテクノロジーを中心としてバイオ・有機分野を含む研究を進めている。
両機関は、こうした双方の技術を組み合わせ、新たなバイオデバイスを開発してナノバイオ領域の研究を進展させることにしている。
No.2007-4
2007年1月22日~2007年1月28日