つくばエクスプレスが「早期地震警報システム」を導入

 首都圏新都市鉄道(株)は1月16日、つくばエクスプレス線の全列車などに緊急地震情報を自動通報する「早期地震警報システム」を導入、同日から運用を開始したと発表した。
 このシステムは、一定規模以上の地震が発生した際に気象庁から専用回線で同社の総合指令所に配信される緊急地震速報にもとづき、本震の到着予想時刻、最大予想震度など、つくばエクスプレス線への影響を瞬時に判定し、全列車などに自動通報するというもの。
 被害が予測される場合(震度5弱以上)には、列車無線を利用して信号音(発報信号音)と音声メッセージを全列車に自動的に通報して、乗務員が手動で列車を減速させ止める措置をとる。一方、駅事務室の一斉情報放送装置で駅員にも自動的にその情報を伝え、安全確保に努めるとしている。