(独) 産業技術総合研究所は1月12日、化学物質の広域大気濃度分布や暴露人口分布を予測するモデル「ADMER」 の最新版(Ver.2.0)を開発、1月11日から無償配布(ウェブサイトは、http://www.riskcenter.jp/ADMER/)を開始したと発表した。
今回の最新版は、多くのユーザーから要望のあった高解像度化を実現したもので、大気中に拡散した化学物質の濃度を100m×100m単位で推定できるようにした。
また、地理情報システム(GIS)の導入により、操作性や表示の自由度を向上させたほか、市区町村別の平均濃度を自動的に計算する機能なども搭載している。自治体や事業所などの環境対策に役立つという。
No.2007-2
2007年1月8日~2007年1月14日