筑波大学の末広直樹教授らがベンチャー企業「シグナルデザイン合同会社」を設立したと(独)科学技術振興機構が11月7日発表した。同機構が進める大学発ベンチャー創出推進事業の一つとして無線周波数の利用効率を高める信号処理技術を開発するベンチャー企業として設立したもの。
モバイル通信の需要増加などで有限である無線周波数資源の不足が深刻な問題となってきている。シグナルデザイン合同会社は、無線LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)の国際標準に準拠した高性能受信チップを開発して無線周波数資源の利用効率を高めることを目指している。特許と技術をライセンスすることで平成24年度までに年間売上高を30億円にもっていく計画という。
No.2006-1
2006年11月7日~2006年11月13日