（国）森林総合研究所は全国に点在する育種場や支所に植栽されているサクラの開花情報をホームページで紹介する「サクラ開花ビジュアルマッピング2016」（（URL: http://www.ffpri-tmk.affrc.go.jp/sakurazensen/2016/）を始めた。北海道育種場（北海道・江別市）から西表熱帯林育種技術園（沖縄・竹富町）まで全国にある本所・支所・育種場など合わせて14カ所の研究施設で植栽しているソメイヨシノやオオアイマザクラなど15品種のサクラの様子を紹介する。まだ準備中のものも見受けるが、最も多くの品種が見られるのが東京・八王子市にある多摩森林科学園。ここではエドヒガン、カンヒザクラ、オオシマザクラ、ヤマザクラなど7種のサクラがあり、写真で開花に向けての様子が分かる。それぞれの写真をクリックすると拡大写真が現れ、さらにクリックすると拡大された花芽の写真が見られる。2月中旬では、まだどこのサクラも開花はしておらず、寒々とした冬木立の様子。だが、場所によっては拡大写真の花芽に、気のせいか開花に向けて膨らみはじめた様子もうかがえる。