(国)産業技術総合研究所は6月4日、ロボットの安全性評価技術普及のため「ロボットイノベーションコンソーシアム」を同研究所(茨城・つくば市)内に設置したと発表した。
ロボットの利用では、人間と安全に共存できるロボットの開発やロボットサービスの提供が大前提になるが、その安全性評価の必要性は社会にまだ十分認知されていない。
同研究所は、ロボットの安全性評価技術の研究開発に力を入れ、研究開発から社会実証、導入までのすべてに取り組んでいるが、企業や地方自治体などとの新たな連携によりロボットの安全性評価技術の普及促進を図ろうと、ロボットイノベーションコンソーシアムを設置したもの。
同コンソーシアムは、企業や地方自治体、大学、公設試験研究機関などを会員にして、ロボットの安全性評価に関する①研究成果の利用促進②情報交換③会員との共同研究④技術コンサルティングなどに力を入れていく方針という。