携帯電話向け新センサー研究に「nano tech大賞」部門賞
:物質・材料研究機構(2015年2月13日発表)

 (独)物質・材料研究機構は2且13日、東京国際展示場(東京・有明)でこのほど開かれた「nano tech 2015 第14回国際ナノテクノロジー総合展・技術会議」で、斬新かつ先駆的な技術・製品に贈られる「nano tech大賞」の「プロジェクト賞」(部門賞)を、同機構の吉川元起研究員と柴弘太研究員が発表した研究成果「携帯電話で呼気診断・血液検査を可能にする新センサ」が受賞したと発表した。

 この展示会は、世界最大級のナノテクイベント。今回は、28カ国・地域の約1300の企業・団体が出展し、関連の展示会と合わせ3日間で同4万8000人が来場した。

 「nano tech大賞」は、部門ごとに顕彰するプロジェクト賞と、最優秀な技術に授与する大賞とがあり、今回受賞したのは「プロジェクト賞」(ライフナノテクノロジー部門)。

 両研究員の発表は、新開発のセンサーを利用して携帯電話などのモバイル機器から健康状態をデータ送信できるようにするシステムを実現しようというもの。「いつでも・どこでも・だれでも使える技術」に道を開いたことが高く評価された。

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