宇宙飛行士の向井さんに仏レジオン・ドヌール勲章
:宇宙航空研究開発機構(2015年2月9日発表)

 (独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2月9日、同機構宇宙医学研究センター長の向井千秋宇宙飛行士が、このほど日本人宇宙飛行士として初めてフランス政府から「レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエ」を受賞したと発表した。

 レジオン・ドヌール勲章は、1802年にナポレオンが創設したフランスの最高勲章。軍人と、科学・文化・産業・商業・創作などの分野で「卓越した功績」をあげた民間人に贈られ、「シュヴァリエ(騎士)」は5つある等級の一つ。

 向井さんは、群馬県の出身の医学博士で、1994年7月8日に米航空宇宙局(NASA)のスペースシャトル「コロンビア」にアジア初の女性宇宙飛行士として搭乗し、1998年10月にもスペースシャトルに乗って宇宙の無重力状態で専門の医学分野の試験研究にあたった。

 2004年9月からは、3年間、フランスの国際宇宙大学で客員教授を務め、同国の宇宙機関との宇宙医学分野の関係強化に貢献した。今回の受賞は、そうした宇宙開発への一連の向井さんの貢献が評価されたもの。

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