生物研がガンマーフィールドシンポジウムと見学会

 (独)農業生物資源研究所は、第52回ガンマーフィールドシンポジウム、ガンマーフィールド見学会などを開催する。ガンマーフィールドは、半径100mの円形圃場(ほじょう)で、中央にコバルト60をガンマ線源とする照射塔を備え、農作物にガンマ線を当てて品種を改良する研究などを行っている。シンポジウムは、7月17日午前10時~午後5時、水戸市(茨城)の三の丸ホテルで「次世代育種の可能性、環境、食糧、エネルギー問題解決へのストラテジー」をテーマに開催。主なプログラムは、奈良先端科学技術大学院大学・島本功教授の特別講演「フロリゲンの分子機能解明と植物改良への展開」のほか、一般講演で▽「イネの次世代育種法開発に向けたゲノムワイドSNP情報の利用」(生物研)▽「国産ダイズのゲノム育種に向けたリソースの開発」(同)▽「MutagenesisからMutagenomicsへ」(理化学研究所)▽「バイオ・ディーゼル燃料植物ジャトロファの分子生物学、代謝工学と育種」(鳥取大学)▽「落葉果樹のDNAマーカー、分子育種、ゲノム育種に関する研究」(果樹研究所)▽「植物潜在性ウイルスによる遺伝子発現およびジーンサイレンシング誘導の新育種技術への応用」(岩手大学)―など。参加は無料。定員120人。事前登録が必要で、参加は、案内ページから。締め切りは7月10日(定員に達し次第締め切り)。また、ガンマ―フィールドの見学会は、7月16日午後2時~同5時、常陸大宮市(茨城)上村田のガンマ―フィールドを見学する。参加は無料で、案内ページからの事前登録が必要。締め切りは7月10日。バス(無料)の利用は、乗車定員(40人)に達し次第締め切り。問い合わせは、(株)ディーワークス内シンポジウム事務局(TEL03-5835-0388)へ。