(独)国立科学博物館筑波実験植物園は、5月18日~6月2日まで企画展「守ろう地球のたからもの―絶滅危惧植物展」をつくば市(茨城)の同園で開催する。環境省によると、日本に自生する約7,000種類の植物のうち約1,700種類が絶滅危惧植物に指定されている。同園では、およそ500種類の絶滅危惧種を保有して調査・研究・保全を行っている。企画展では、こうした植物のうち常時展示している170種に加え、花の時期を迎えるホシザキユキノシタ、アマミマツバボタンなどの展示を行う。また、パネルなどでも日本の現状や保全活動を紹介している。イベントも多彩で、▽5月18日午後1時30分から「生物多様性と私たち」のテーマでサイエンスカフェが開かれる(定員30人)▽5月25、26日午後1時30分から専門家によるガイドツアー(定員30人)▽6月1日午前10時から「絶滅危惧植物を考えよう」をテーマに開園30周年記念シンポジウム(定員150人)が開かれる。いずれも予約不要。開園は午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)、5月27日休園。入園料は、一般・大学生が300円(高校生以下・65歳以上無料)、「国際博物館の日」の5月18日は入園無料。問い合わせは、同園(TEL029-851-5159)へ。
No.2013-17
2013年4月29日~2013年5月5日