「機能性を持つ農林水産物・食品」の研究委託先を公募
:農業・食品産業技術総合研究機構

 (独)農業・食品産業技術総合研究機構は5月1日、平成25年度から開始する「機能性を持つ農林水産物・食品開発プロジェクト」の研究委託先を公募すると発表した。
 日本は、高齢化が進み、生活習慣病羅患者やその予備軍が増えている。しかし、そうした健康上の課題を抱える人々のニーズにマッチした農林水産物やその加工品の供給システムは、確立されていないのが現状。
 今回委託する研究プロジェクトは、生活習慣病などの疾病のリスクを緩和する農林水産物や加工品を開発しようというもので、(1)機能性を持つ農林水産物やその加工品の開発、(2)次世代機能性に関わる研究開発、(3)機能性を持つ農林水産物およびその加工品の個人の健康状態に応じたテーラーメイドな提供システムの開発―の3テーマ。研究実施期間は、3テーマとも平成25年度から3年間。
 3つのテーマとも複数の研究機関による研究グループでの応募が望ましいとし、「研究成果を迅速に普及・実用化させる観点から、できる限り民間企業、協同組合などを研究グループに参画させてもらいたい」と同機構はいっている。
 応募は、所定の提案書を作成し、「府省共通研究開発管理システム(e-Rad)」を使っての電子申請で行なう。応募の締め切りは、5月30日の正午。委託先の決定は、6月下旬。
 問い合わせは、同機構食品総合研究所食品機能研究領域(TEL029-838-8011)へ。

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