中央農研が市民講座「成分分析で迫る有機農産物の風味」を開催

 (独)農業・食品産業技術総合研究機構の中央農業総合研究センターは2月9日午前9時30分~同10時30分、つくば市(茨城)の「食と農の科学館(つくばリサーチギャラリー)」で市民講座「成分分析で迫る有機農産物の風味」を開催する。講師は同研究所の田中福代・土壌肥料研究領域主任研究員。農産物の風味や食感は、含まれる成分の種類や量によって決まる。いろいろな栽培方法によって作られた作物の成分を分析した結果、栽培方法で大きく変化する成分とそうでない成分があることが分かってきた。作物に含まれる窒素の量と甘さ、害虫にやられた作物が出す物質と香りの関係など、有機農産物の風味の視点から野菜を考えてみる。参加は無料。定員は約70人で、事前申し込みは不要。問い合わせは、同研究所情報広報課(TEL090-2460-0423)へ。