アイソトープ環境動態研究センターなど設置
:筑波大学

 筑波大学は11月22日、アイソトープ環境動態研究センターと国際統合睡眠医科学研究機構がそれぞれ12月1日に発足すると発表した。
 アイソトープ環境動態研究センターは、アイソトープ統合センターに、大気や水など陸域の地球環境を研究分野とする陸域環境動態研究センターを解消し機能をとり入れるもの。
 東日本大震災による東京電力福島第一原子力発電所の事故で放射性物質が環境汚染を引き起こし、農業や産業に被害を及ぼしている。筑波大では、この統合で長期的な放射性物質の環境への影響を把握できるとしている。放射線安全管理部と、アイソトープ基盤研究部門・放射性物質環境移行部門・環境動態予測部門を備えた研究部からなり、センター長には松本宏教授が就任する。
 国際統合睡眠医科学研究機構は、文部科学省の「世界トップレベル研究拠点プログラム」に筑波大学の提案が採用されたことを受けて設置されるもの。睡眠覚醒機構の解明、睡眠障害と関連する病態の解明、睡眠障害治療法の開発のテーマで研究を進める。機構長には柳沢正史教授が就任する。

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