高エネ研の小林教授に「日本放射線影響学会賞」

 高エネルギー加速器研究機構は11月29日、同機構共同利用研究推進室長の小林克己教授が「平成23年度日本放射線影響学会賞」を受賞したと発表した。
 毎年一人にしか授与されていない権威ある賞で、放射線影響研究の業績が顕著で、同学会の進歩発展に大きく寄与した研究者に贈られる。
 光速に近い状態の電子や陽電子が磁場中を通ると磁場で軌道が曲げられて光(放射光)が発生する。小林教授は、その放射光をガン治療に応用する道を開いたほか、放射光X線を光源にしたマイクロビーム細胞照射装置を開発して細胞内のどの部位に照射されたかが生物影響に重要であることを明らかにした。

詳しくはこちら