四国の伊予銀行と地域企業の技術革新支援で協力協定を締結
:産業技術総合研究所

 (独)産業技術総合研究所は11月29日、四国地域の地方銀行(株)伊予銀行(愛媛・松山市)と地域企業の技術革新を支援するため相互協力協定を締結したと発表した。
 産総研では、これまでも高松市(香川)にある同機構四国センター(旧称・四国工業技術研究所)が四国地域への窓口になって産学官連携活動を推進してきた。しかし、四国で最も製造業などが集積している愛媛県までは手がとどいていないという課題を抱えていた。
 今回の相互協力協定締結は、愛媛県を地盤とする四国最大規模の金融機関、伊予銀行の協力を得てその愛媛県の地域企業の技術革新促進に寄与しようというもの。
 この協定により、伊予銀行は地域企業の技術的課題を掘り起こして産総研に提供し、産総研は持ち込まれた企業の技術課題などに対しソリューション(解決策)を提供する、という道ができたことになる。
 産総研は、技術相談に対応するほか、必要なら共同研究にまで進む方針という。
 また、産総研・伊予銀双方参加の「連絡協議会」を設置して進捗、成果などの状況把握に努めることにしている。

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