遺伝子組み換えダイズの除草剤耐性示す写真を公開
:農業生物資源研究所

 (独)農業生物資源研究所は7月20日、同研究所(茨城・つくば市)内で栽培実験中の遺伝子組み換えダイズの除草剤耐性を示す写真()を公開した。
 この栽培実験は、同研究所の「平成23年度遺伝子組み換え農作物の第1種使用等に関する栽培実験計画書」に基づき展示圃場で実施しているもので、遺伝子組み換えダイズの非選択性除草剤に対する抵抗性を調べるのが目的。
 非選択性除草剤は、多くの植物に効果を示す相手を選ばない除草剤のこと。写真は、遺伝子組み換えダイズを播種してから42日目、非選択性除草剤「ラウンド・アップ」(商品名)と、同「バスタ」(同)を散布してから11日目の7月19日の様子。左側は、「バスタ」を散布したエリアで、全てが枯れているが、「ラウンド・アップ」を散布した左側は雑草だけが枯れ、遺伝子組み換えダイズは生育している。
 「ラウンド・アップ」は、世界130カ国で使われている米国モンサント社が開発した代表的な非選択性除草剤で、普通のダイズ(非遺伝子組み換えダイズ)はこの除草剤で枯れてしまう。

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