「きぼう」に設置のオゾン観測機「スマイルズ」の現況を宇宙開発委に報告
:宇宙航空研究開発機構

 (独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11月11日、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」に設置されている観測機「超電導サブミリ波リム放射サウンダ(SMILES:スマイルズ)」の現況を同日開かれた宇宙開発委員会に報告したと発表した。
 同観測機は、地球を取り巻く成層圏のオゾンやオゾン破壊関連物質、塩素・臭素系物質などの微量成分を高感度で測定することを目指しており、10月に大気中のオゾン観測に成功したことを発表している。
 今回の報告は、初期検証の第1段階を終え、11月から第2段階に入ったことをふまえ行ってもので、これまでにない高い精度で微量成分の高度分布が得られているほか、これまで検出が困難だった微量成分のデータ取得にも成功した、としている。
 12月からは、研究者向けに観測データの提供を開始し、2010年12月からは一般にもデータ提供を行う予定という。

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