ネット介さないスタンドアロン版の「生態毒性予測システム」を公開
:国立環境研究所

 (独)国立環境研究所は3月9日、インターネットを介さずに利用できるスタンドアロン版の「生態毒性予測システム(略称KATE=ケイト)」を3月中旬から公開すると発表した。
 KATEは、化学物質の構造式などを入力することにより、魚類の急性毒性試験のLD50(半数致死濃度)や、ミジンコ遊泳阻害試験のLD50を予測することができる同研究所が開発した予測システム。昨年1月からインターネット上で公開され好評を得ていることから、今回インターネットへの接続がいらないより機密性の高いスタンドアロン版を開発した。
 新規物質の研究開発などでは、化学構造式などを特許取得まで機密にしておく必要があるケースが多く、こうしたケースにこれまでのインターネット版KATEは不向きだった。今回のスタンドアロン版KATEには、その心配がなく、化学構造式などの機密保持を確実にして対象物質の生態毒性を予測することができる。

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