（独）土木研究所は11月28日、産学官の連携を促進するため同研究所のWeb上に「技術情報交流サイト」を新たに開設し、来年4月から運用を開始することになったと発表した。
　大学の建設・土木の研究者の多くは、保有する基礎技術を建設会社が活用してくれることを望んでいる。一方、建設各社は、先進的な技術の導入による業務の差別化と高度化を目指している。こうしたことから、今年4月に策定された「国土交通省技術基本計画」では、「産学官連携を促進するための技術交流の場の設置」を改めて求めている。
　今回の技術情報交流サイトの開設は、それに応えるもので、公的研究機関の立場を生かし、[1]開発技術・研究成果の情報、[2]技術的課題の情報、[3]研究開発投資の情報、[4]共同研究の情報、[5]試験研究施設の情報―などを産学官それぞれから集め掲載するとしている。同研究所が管理・運営を行い、必要に応じてコーディネートも行う。

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