電子タグ利用の実証実験を公開:国土地理院/東京大学など

 国土交通省国土地理院は11月26日、東京大学、(独)情報通信研究機構、消防大学校、科学警察研究所と共同で電子タグ(ICタグ)を測位から防災・防犯まで幅広く役立てることを目指す実証実験を、つくばエクスプレス(首都圏新都市鉄道(株))の流山おおたかの森駅(千葉・流山市)周辺で行い、報道関係者などに公開した。
 電子タグは、IC(集積回路)チップとアンテナを内蔵した小型の情報チップで、商品に取り付けて在庫管理を自動化したり、児童に付けて通学を見守るなど様々な分野への応用が期待されている。
 今回の実証実験は、文部科学省の「科学技術振興調整費」の委託研究の一環として行われたもので、GPS(全地球測位システム)と電子タグを併用して自分が今いる位置を知るデモや、電子タグの電波を受信できる電子タグリーダー一体型携帯電話を使って火災や事故の際の人命救助の迅速化を図る実験などが公開された。

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